11/4(土)関西セントラル

優勝:mmk準優勝:関西大学 MAJESTA 会場:マグフットサルスタジアム  チーム数:12

遂にアイデムカップ2017も佳境を迎え、FINALへの進出切符は残り2枚。11月4日(土)、マグフットサルスタジアム(大阪府大阪市)にて、アイデムカップ3連覇中の関西勢が凌ぎを削る「アイデムカップ2017 関西セントラル」が開催された。
"3連覇"は伊達ではなく、平均で見てしまえば他の地区予選よりもハイレベルな試合が展開され、"サッカー"ではなく"フットサル"の攻防がピッチで繰り広げられた本大会。MCはシュライカー大阪のアリーナMCを務めたこともある平野 聡氏が座り、解説として元シュライカー大阪で、日本代表としての経歴も持ち、イタリアでもプレーした永井 義文氏を迎えた。フットサルを知っている二人の実況・解説は的確で、二人の力により会場自体が試合へと引き込まれ、大会は盛り上がりを見せる。

この中で、1点を争う厳しい戦いを勝ち切り、関西の覇権を最後まで争うことになったのは『mmk』と『関西大学 MAJESTA』という前評判通りの強豪チーム。
圧倒的な攻撃力、大会最多得点を重ねて決勝まで駒を進めたmmk。対するMAJETAは予選から通じて、大会無失点を継続。矛と盾というはっきりとした特徴を持つチーム同士の対決に注目が集まった。

序盤はお互いに様子見の時間が続いていたが、他の試合でならば見逃されたであろう、MAJESTAの小さな連携ミスからボールを奪い取ったmmkの岡部が隙を見逃さずトゥーキック。鋭い振りから繰り出されたシュートにゴレイロは動けず、mmkが先制に成功する。MAJESTAはその後、前がかりになりがちな攻撃的なスタイルのmmkディフェンスの穴を狙い、ロングボールをゴール前へ放り込むも得点を返せず1-0で前半を折り返す。

後半に入ると、MAJESTAの堅守速攻が炸裂し、惜しいシュートを連発。特に清水と門原が作ったチャンスからのシュートは、ボール一個内側によればゴールとなっていたようなものだった。MAJESTAペースとなっていた試合の展開を覆したのは、先制点を奪ったmmkの岡部。緩い雰囲気のまま右サイド、ハーフラインを少し過ぎたあたりでボールを受けると、短い足の振りから狙いすましたシュートを放つ。時間が止まってしまったかのようにMAJESTA守備陣は動くことができず、ボールはファーサイドのネットを揺らし2-0。
mmkはリードを生かし、個人技に優れた村田を中心にボールをキープ。ポゼッションすることで時間を殺すことに専念。そして、試合はそのまま終了。
関西の覇権は『mmk』が握ることとなった。
FINALへ参戦するのはこの2チーム。"関西4連覇"を懸け、大会の舞台となる関西でファイナリスト達を迎え撃つ。

MOVIE/ 11/4(土)関西セントラル

「アイデムカップ2017 関西セントラル」 優勝チーム インタビュー

優勝できてホッとしました。今回は優勝を狙って仕上げてきたので、目標を達成できて良かったです。
目の前の1戦1戦を大切にしました。『目の前の試合で負けない、勝ち切ること』に集中してプレーできたことで優勝できたと思っています。

僕たちは、普段は別々のサークルや社会人フットサルのチームでプレーしているメンバーのため、どうしても連携が合わない部分はありますが、それを調整しながら試合を重ねることができました。
また、個人技で得点を奪い切ることができる、村田・大垣・平家には救われました。
FINALまであと1か月。mmkとしてのメンバーで練習する機会を作って、きっちり連携を合わせた上で臨みたいと思います。

mmk 岡部銀次郎

「アイデムカップ2017 関西セントラル」 準優勝チーム インタビュー

準優勝という結果に終わり、課題が出てきました。FINALに向けて修正し、mmkに勝って優勝したいと思います。
関西セントラルでも優勝するつもりで臨んでいたので、FINALに出場できるとはいえ、悔しさは残っています。

僕らのチームスタイルである堅守速攻を大会としては出すことができており、地区予選含め、セントラルの決勝までは無失点だったのは成果だと思っています。
チーム戦術は色々考えて練習をしているので、それが結果にある程度は繋がったと感じます。苦しいときに、セットプレーを福西が決めてくれたのは大きかったです。
mmkとの戦いの中で、ポセッジョンされるチームには弱いということが露呈したので、今度は僕らが試合を支配できるように準備していきたいと思います。

関西大学 MAJESTA 清水篤郎

予選リーグ組み合わせ

Aブロック 勝点 得点 失点 得失 順位
mmk ○4-0 ○3-1 △0-0 2 1 0 7 7 1 +6 1
龍谷大学 neu chatel ●0-4 ○2-0 ●0-3 1 0 2 3 2 7 -5 3
近畿大学 Grasias. ●1-3 ●0-2 △0-0 0 1 2 1 1 5 -4 4
9FC高槻 △0-0 ○3-0 △0-0 1 2 0 5 3 0 +3 2
Bブロック 勝点 得点 失点 得失 順位
関西大学 MAJESTA ○2-0 ○1-0 ○3-0 3 0 0 9 6 0 +6 1
桃山学院大学 NOCTURNAL ●0-2 ○4-0 ●0-1 1 0 2 3 4 3 +1 3
同志社大学 FCマンタイ ●0-1 ●0-4 ●0-1 0 0 3 0 0 6 -6 4
近畿大学 ALMA ●0-3 ○1-0 ○1-0 2 0 1 6 2 3 -1 2
Cブロック 勝点 得点 失点 得失 順位
関西学院大学 スティード △0-0 ○2-1 ●0-1 1 1 1 4 2 2 ±0 3
大阪大谷大学 Repel △0-0 ○1-0 △1-1 1 2 0 5 2 1 +1 2
トドウマル改 ●1-2 ●0-1 ●0-4 0 0 3 0 1 7 -6 4
近畿大学 CUERVO ○1-0 △1-1 ○4-0 2 1 0 7 6 1 +5 1

試合結果(決勝トーナメント)

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